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「異聞 徒然草」摩訶不思議な井戸を巡る歴史の真実とは?
新型コロナウイルスによる未曾有の危機に瀕して、我々人類は、深い闇に沈みました。 リモートワークを始め、我々の生活スタイルも一変。そうした生活の変化に慣れるにつれ、我々の中で大きな疑問が頭をもたげてきました。 果たして我々人類は、新型コロナウイルスを「悪」と決めつけていいのでしょうか。 確かに「コロナ禍」で、あらゆる経済活動は停滞してしまいました。しかし裏を返せば、今の状況は環境に優しい『SDGsの世の中の幕開け』とみることもできます。 もし”すべての出来事がよくなるために起きている”としたら、ある意味コロナは、天の意志といっても過言ではありません。 歴史を振り返っても、我々日本人は度々危機に晒されて来ました。 今話題の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)で注目を集める鎌倉時代を見てみましょう。 二度に渡る『蒙古襲来』。13世紀後半から百年に渡り小氷河期が訪れ、度重なる飢饉に、民は喘ぎました。そうした中、楠木正成を始め「悪党」と呼ばれる人たちが力を貯え、後醍醐帝を担いで立ち上がります。 この物語の主人公・兼好法師は、鎌倉末期から、建武の新政、そして南北朝の動乱という、激動の時代を生き抜いた生き証人でもあります。もし、兼好法師が描いた『徒然草』に、世に出ていないアナザーストーリーがあったとしたら・・・もし、兼好法師が鎌倉幕府滅亡のキーパーソンの一人だったら・・・。 この物語は鎌倉末期を舞台に、そうした「IF」の世界を描いた伝奇小説です。 兼好法師は、洛北の荒れ寺に暮らし、そこでもうひとつの徒然草『異聞 徒然草』を書き、「鎌倉幕府滅亡」、そして「建武の新政」に関わる知られざる秘話をこの世に残していた。 しかし、その『異聞 徒然草』は時の権力者の目に触れて、抹殺されていた。 この作品は、そうした歴史ロマンを掻き立てる伝奇小説である一方で、「コロナ禍」の世を生きるヒントに満ちた「令和の世の中の歩き方」でもあるのです。
2022年7月7日 五十嵐由人80歳の記念に出版決定!
購入方法等は近日中にご案内いたします。 今しばらくお待ち下さい。
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